【商品レビュー編】
１．気の利いた付属品に感心した！
純正カメラの取り付け場所がカメラのステー不要（斜め45度）なので、どうやって付けるか考えていました。しかし説明書にはない付属品があることに気づきました。それはステーを取り外して、カメラ背面を平らにできるプレートです。これは助かりました。解説図を見ながらステーから交換は簡単にできました。
２．３部に分かれた配線コード構成は素晴らしい！
カメラ側コードには3mの配線と約5.2mmの4ピンソケット（オス）、中間コードは4ピンソケット（メス）に電源ハーネス3mとコンポジット端子（RCA）10cmコードの２つが分岐しています。
末端コードはコンポジット端子（RCA）のオス・オスの6mの構成です。
以前にドラレコのバックカメラを配線したときに比べ、格段に配線が易しいです。
カメラ側コードが3mあれば、カメラ取付位置からバックドアの蛇腹（車体側）まで配線できる長さです。そして中間コードの電源ハーネスが3mあるので、バックランプの配線まで余裕で届きます。また末端コードは6mもあるのでかなり余裕でカーナビまで届きます。天井配線でも足元配線でもできるくらい。すべてのコードに余裕のある長さです。
この構成を考えた方は素晴らしい！
３．カメラボディはアルミ合金！
安物バックカメラはABSプラスチックのボディが多いです。しかしRVC800はアルミ合金でずっしりと重みがあり、頑丈さを感じさせる造りです。これなら炎天下や極寒でも耐えられそうです。
４．画角が大きいくてイイ！
左右の映る角度が大きいので駐車場の両脇車両も映ります。また上下も自車ナンバープレートから水平の景色まで、確認に必要な景色がすべて見えるので満足です。安物ドラレコのバックカメラのような狭い角度とは比べられないくらい広い視野角です。
５．説明書がわかりやすい！
図解による解説で取付イメージがしやすいです。図も文字や色も適度にデザインされ、ざっくりな説明と詳細な説明を分けている点も良くできていて、問題なく理解できました。
６．価格もちょうどいい！
ナビ純正のバックカメラは1万以上と高いし、3千円前後の安物カメラは取付や耐久性が不安でした。RCV800は実売7千円弱と程よい価格で購入できたのでよかったです。
７．安物カメラを買う前にデータシステムRVC800の説明書PDFを見てください。
初心者でもわかる説明書です。これなら安心して取付できることがわかると思います。
【実際に取付した記録編】
参考になるかどうかわかりませんが、いろいろと勉強になったので記録しておきました。今回初めてのバックカメラ取付作業となります。
購入前に下調べ（自分の車両の取付場所や配線位置の確認、バックカメラ説明書の熟読、同車両の取付情報をネットで情報収集）をしておくとスムーズに作業ができます。実際の作業中に何度も調べているとかなり時間がかかりますので。
１．まず購入したら最初に初期不良がないか確認するため、ナビに仮接続してカメラが作動するか確認します。もし配線した後から不具合が見つかると大変ショックなので。
２．取付した車は最近ダイハツ車によくあるバックドア全体が樹脂製です。バックドア内側のパネル（内貼り）とバックドア（外側）がリベット止めで一体化しており、内貼りがまったく外せない構造です。入口（カメラ側）から出口（バックドアの蛇腹側）まで約２メートルの区間がトンネル作業となります。これだとバックカメラの後付がかなり困難です。
３．YouTubeで同型の取付動画を探して見ました。バックドア、中間地点の電熱線グロメット穴からトライしましたが、難しい！なかなか配線ガイド（エーモン工業）が貫通しませんでした。
決め手は溶剤を含まないシリコンスプレー（クレ556はゴムやプラスチックを溶かすので使用しない。）を配線ガイド、入口側と出口側へたっぷりとかけたら、あっさりストレートに通りました。そして配線ガイドを使って、誘導用に細いナイロンロープを通します。今後のメンテナンスのため、このロープは配線後も残しておきました。（この作業で約2時間）
４．次にバックドアハンドル部分を車両から取り外し、左側に純正カメラ取付枠のところへカメラを取り付けします。ミニルーターでネジ穴と4ピンソケット（オス）を通す部分を開けます。カメラプレートの固定ネジ用に２カ所（右上と左下）、プレートとカメラ固定ネジの出っ張り部分に２カ所、ケーブル用に１カ所、合計５カ所です。
カメラ側ケーブルを穴へ先に通して、カメラを水平（薄い四角の枠を目安）に合わせた状態でねじ止めします。そしてバックドアハンドル本体裏からケーブルの出ている穴やネジ穴へ防水加工（ボンド バスボンドQ クリヤー）でたっぷりと埋めます。（この作業で２時間）
５．配線ガイドで通したナイロンロープにカメラ側ケーブルをビニールテープで縛って、スルスルとバックドア内部を通します。バックドアの蛇腹を通す前に邪魔なコネクタは一時的に外しておくと通しやすいです。そのあとは一般的な配線方法です。（この作業で2時間）
６．リバースの時だけカメラを作動させるため、バックランプ配線が必要です。このバックランプ配線のプラス線はテスターを使って調べます。
手順は車のパーキングブレーキをしっかりとかけて、エンジンをかけない（ブレーキペダル踏まない状態）で、エンジンスタートボタンを２回押します。そうするとエンジンがかかっていない状態ですべての電気が通電します。このときにATレバーをロック解除ボタンを押しながらリバースへ入れます。これでバックランプがついている状態になります。
後部座席側の内張りをはがして、バックランプ配線が見えるようにして、テスターで12ボルト通電している接続カプラーを見つけます。見つけたら被膜を５㎜程むいて、半田付けする方法か、ギボシ端子を取り付けて分岐します。マイナス配線は近くのボディ鉄板にアースボルトを探して接続します。もしくはバックランプ配線のマイナスへ接続します。なお、この説明は車種によっては異なる場合があります。（この作業で１時間）
７．配線が終わった段階で仮接続して、再度ナビでバックカメラが作動するか確認しておきます。問題なければ内張りや取り外した部品等を元に戻します。この時に問題があれば配線が正しいか、接触不良を起こしている接続部分がないか再確認します。すべてきれいに戻した後に不具合が見つかると再度内張りをはがすことになりますので。
８．合計の作業時間7時間、疲れました。お店に頼むと作業料２万円以上するらしいですが、その値はあると思います。この作業、車いじりが趣味でないとできませんねぇ（笑）
| メーカー | データシステム(Data System) |
|---|---|
| ブランド | データシステム(Data System) |
| モデル名 | RVC800 |
| 梱包サイズ | 26 x 16.6 x 6.6 cm; 420 g |
| 商品モデル番号 | RVC800 |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| 商品の重量 | 420 g |
