- 着物の伝統的な意匠を現代的に、軽やかに纏う。
- 京都でも屈指の友禅の名店〈千總〉からご紹介するのは、洋装に合わせられるシルクサテン羽織です。カラー02:ネイビー系は同店オリジナルの伝統柄「景年花鳥」という、京都画壇の巨匠、今尾景年が描いた原画を背面まであしらったものです。シルクサテンの美しい艶と相まって幽玄の趣さえ感じられます。一方、カラー03:ブラック系は前面背面ともに総柄で〈千總〉が所蔵する友禅見本裂をもとにデザインを起こした人気の鳳凰柄。多色刷りでの繊細なぼかしにより幻想的に描かれ、どこかオリエンタルな雰囲気が漂います。
サイズ | 着丈104cm、身幅108cm |
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素材 | 絹100% |
仕様 | 両脇裾スリット |
洗濯方法 | ドライクリーニング |
原産国 | 日本 |
藤原氏を祖とする西村家により弘治元年(1555年)に創業した〈千總〉。格別な友禅技術を持つことから、江戸時代には御所や宮家の御用となり、明治以降は青山御所や吹上御苑の装飾を手がけるなど、京都でも屈指の名店として知られています。1878年のパリ万博をはじめ、世界中の万博で次々に賞を獲得し、美術染織品という新たな分野のパイオニアとして国内外から高い評価を得てきた実績を誇ります。その信念は「伝統は守るものではなく、創っていくもの」。長年培った染色の美と現代の感性が融合した製品づくりをおこない、コンセプトショップ〈SOHYA TAS〉を展開するなど、友禅の新たな可能性に挑んでいます。