- 日々使ってこそ味わいを増す、美しいフリーカップ。
- その起源は諸説あり、鎌倉時代とも室町時代ともいわれる輪島塗。現在の技法が確立されたのは江戸時代前期のこと。以来、輪島塗は品質、耐久性ともに屈指の日本を代表する漆器となっていきます。こちらは、輪島塗の老舗〈中島忠平漆器店〉が手がけた、沈金を施したフリーカップ。まず、カップに転写した図柄を基にノミで彫り、次に全体にプラチナ箔を貼り、叩いてプラチナを溝に埋め込む。最後に布で擦ると表面のプラチナが落ち、溝の中のプラチナだけが残り完成します。黒地にプラチナを使い春秋の彫詰を施したフリーカップは、桜と紅葉が織りなす絢爛豪華な饗宴が魅力。日々愛用してこそ価値が増す名品です。
サイズ(約) | 最大径8.5cm×高さ9.4cm |
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重さ(約) | 83g |
材質 | 天然木(欅)、漆塗り仕上げ |
原産国 | 日本 |
その他 | ※漆を使用しているため、漆にかぶれやすい体質の方がまれにかぶれることがあります。 ※手作りのため、色調、柄の出方、サイズ、重さが写真・スペックと異なる場合があります。 |
中島忠平漆器店
明治5年、初代が現在の輪島市鳳至町に居を構え、塗師・忠平として創業した漆器の名店。
〈中島忠平漆器店〉での漆塗りの様子。
沈金は沈金師が金箔を埋め込むために、転写した線に沿って沈金ノミで溝を彫る。